第11回定例会合 来るべき災害に備えて「ヒトの支援から考える」

第11回定例会合  12014年6月5日、民間防災および被災地支援ネットワーク(CVN)の第11回定例会号を実施しました。
『災害支援の手引き』発行記念イベントのあとの会合ということで新規の参加者の方々も多くお集まりいただきました。

今回の会合では他社の事例を参考に自社の取り組みを振り返り、次の災害が起きた際、どのような活動ができるのか。平時においてどのような準備をすることが出来るのかについて考える機会となるワークショップを実施しました。
事例の紹介には社員ボランティアの派遣を実施された日本アイ・ビー・エムさん、大成建設さんにご協力いただき社員のボランティア派遣の背景にあった制度・仕組み、風土、成功事例、課題についてお話いただきました。

日本アイ・ビー・エムの社会貢献部長小川さんからは世界規模での社員ボランティアを推奨する風土と仕組みの先進事例をお伺いすることができ、大成建設の都市開発本部部長の丹下さんからは限りあるリソースの中で工夫して支援活動を実施する秘訣などについてお話いただきました。

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ワークショップでは「活動の効果」「風土醸成の手法」などについての質問があり、エグゼクティブの巻き込みや社内調整の仕方など具体的な手法についてのやりとりがなされました。
また、各テーブルでは「なぜ企業が支援活動をするのかの意義付けについて」や「人事評価基準にボランティア活動を導入することはどうか」など活発な議論が行われました。

参加者からはCVNの「女川プロボノ等検討ツアー」がきっかけで実現した以下のイベントの呼びかけがありました。

次回会合は災害支援に当たっての「モノ」の側面をテーマに以下日程で予定しています。
参加ご希望の際は info@cvnet.jp までご連絡をお願いいたします。
日時:2014年8月6日(水)16:30~18:30
場所:公益財団法人 日本財団 8階 食堂脇スペース