関東東北豪雨災害支援、常総市ボランティア派遣報告

関東東北豪雨災害支援、常総市ボランティア派遣報告東日本・東北大雨被害の支援として、この度民間防災および被災地支援ネットワーク(CVN)として初めてネットワーク内でのボランティア募集、派遣を実施しました。

シルバーウィーク前平日が1日しかないタイミングでの募集ではありましたが5社からのべ16名の申込みをいただき9月23日初日5名、24日二日目7名の参加をいただきました。翌25日も派遣を予定しておりましたが雨の予想により常総市のボランティアセンターが作業中止を決定したため未実施となりました。

作業現場は常総市水海道にある戦後すぐに創業した歴史のある食品工場。
発災当時2m20cmの浸水がありました。
おばあさんが親戚の家に避難されており、一刻も早く連れて帰りたいとの思いでご家族が片付けをされていました。
作業は倉庫内および通路の荷物の運び出しが主な作業内容。
倉庫内には濡れた段ボールや製品パッケージのビニールが散乱している状態。大型の棚などありましたが怪我などもなく無事に作業が完了。
この現場にずっと入っている74歳のベテランボランティアの方に「このチームは今まで見てきた中で一番じゃ」とお褒めの言葉をいただきました。

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早めに作業が完了したため、ご家族と少しお話をさせていただきました。
東日本大震災発災当時、自分たちはボランティアには行けないからと社員寮として使っていた借家に浪江町から避難していた家族に使ってもらっていたそうで、今回その家族の方が真っ先に駆けつけてくれたと涙ながらに話してくださいました。お昼休憩時にその浪江の方が持ってきてくれた梨をみんなでいただいきました。

作業受け入れ家族の方と派遣メンバー
作業受け入れ家族の方と派遣メンバー

被災からちょうど2週間。未だ片付かず家に帰れない方々がたくさんいらっしゃいます。ピーク時に3500名いたボランティアはシルバーウィーク中の平日は約1,000名と激減しており、今後も減少していくことが予想されます。

一日も早く被災された方々が安心して家に戻れるよう、CVNでは10月中旬まで今後もボランティア募集の継続を決定いたしました。

社員の方が個別にご参加いただける個人募集型と企業内で募集いただき5名以上のグループで受け入れさせて頂く団体受入れ型の2タイプで募集させていただきます。

詳細ご希望の際は改めてご連絡させていただきますので、以下事務局までご連絡をお願い致します。社内での事前のご調整が必用な際はご準備をお願いいたします。

本派遣は民間防災および被災地支援ネットワークCVNの企画として、茨城県常総市社会福祉協議会との協力のもとピースボート災害ボランティアセンターのコー ディネートで実施いたします。